読書アプリとは、電子書籍を購入して端末で読めるアプリのことです。
紙の本に比べて手軽に購入しやすいと人気ですが、他にもさまざまな利点があります。
電子書籍ならではの機能があり、使いこなせば便利で手放せなくなるかもしれません。
この記事では、できることを踏まえた選び方と、Android向けのおすすめ読書アプリ、さらに本の管理に便利な読書管理アプリを紹介します。
読書アプリの選び方
読書アプリの機能はいろいろあって、どのアプリがいいのか迷ってしまうかもしれません。
選ぶ基準を知っていれば、自分に必要な機能がついている読書アプリを選びやすくなります。
ここでは便利な機能でできることと、選び方を紹介します。
マーカー機能がある
マーカー機能があると、本を読みながら重要な文や覚えたい箇所、心惹かれたセリフなどに、線を引けて便利です。
ただ線を引くだけでなく、その箇所をまとめて表示できるアプリもあり、自分が思う大事な文章のまとめが見られるような使い方もできます。
紙の本に線を引くのは汚してしまう覚悟が必要ですが、読書アプリならマーカーしても消せて、気軽に線を引けます。
辞書機能がある
読書アプリの辞書機能は、調べたい単語を選択してそのまま辞書が使えます。
読書中にわからない言葉や読み方がわからない漢字があったとき、紙の本だと携帯端末や電子辞書、紙の辞書など他のツールで意味を調べなくてはなりません。
読書アプリならいちいち読書の手を止める必要がなく、手間もかからず簡単です。
特に難しい本や洋書などを読む場合は、ストレスなく読むためにも、辞書機能は必要でしょう。
翻訳ができる辞書機能もあり、語学の勉強にも活用できます。
メモができる
本を読みながらメモができる機能は必須です。
紙の本で余白にメモしていた人は、書き込みが多すぎて文章が読みづらくなってしまった経験もあるかもしれません。
そんなときに読書アプリのメモ機能では、紙の本のようにスペースや文字数の制限がなく、文章を選択するだけで自由にメモできます。
『読書ノートをつけたい』、『内容を理解して忘れないように記録したい』など、メモしたいとき役立つ機能です。
書籍内の単語を検索できる
書籍の中に出てきた単語を検索できる機能は、とても便利に使えます。
例えば、『登場人物が前にどんなセリフを言っていたか』、『この単語はどう使われていたか』などを確認したい場合は、書籍内でどこに書いてあるかを検索できて、ページをめくって探す必要がありません。
どのようなジャンルの本でも振り返りたいときに一覧で見れて、難しい内容を理解しながら読み進めたいときには特に活用したい機能でしょう。
カテゴリ分けできる
タイトルだけでなく、カテゴリで分類できる機能があると、持っている電子書籍が確認しやすくなります。
ジャンルごとなどで分類されていれば、タイトルや著者を覚えていなくても探せて便利な機能です。
カテゴリ分けで整理できる機能があると、多くの電子書籍を持っている人は目的の本が見つけやすくなります。
Androidにおすすめの読書アプリ7選
端末で電子書籍を購入して読める読書アプリは数多くあります。
それぞれ特徴やメリットがあり、できることも違うため、自分に合った読書アプリを選びましょう。
ここではAndroidで使えるおすすめの読書アプリ7選を紹介します。
Kindle
Kindle(キンドル)はAmazonが提供している電子書籍アプリです。
小説からコミック、ビジネス書や洋書までさまざまな分野がそろっていて、電子書籍で購入できます。
読書アプリとしてあったらいいなと期待する機能がほぼ備わっているため、不足を感じることは少ないでしょう。
Amazonプライム会員は無料で読める書籍に限りがありますが、Kindle Unlimitedなら月額980円で読み放題となっています。
特徴的なのがマーカーした文章やメモがまとめて表示できるマイノートという機能です。
重要な文章や感想などが一覧で表示されて、自分だけの読書ノートが自動で作れます。
辞書関連の機能も充実していて、勉強しながらの読書に活用できるでしょう。
他端末との同期ができるため、購入した電子書籍をいくつかの端末で読めて場所を選ばず読書を楽しめます。
Google Play ブックス
Googleの電子書籍が読める読書アプリで、購入するとGoogle Playポイントが貯まるアプリです。
シンプルな画面で読書に集中しやすく、直感的な操作ができる見やすさがあります。
セット購入価格やシリーズ新刊の自動購入登録もあり、本を選ぶ楽しさが増えるかもしれません。
しおりがつけられるため、短時間の読書への対応や気に入ったページにすぐアクセスできるなど、読書を続けられる工夫がされています。
感想や意見をメモしたり、大事な部分にマーカーをつけたり、必要な機能がしっかり備わっていて、しおりをつけた箇所も一覧で表示できて便利です。
また、Googleドライブと同期すると、グループでメモの内容などを共有して会議などの資料にすることもできます。
Google提供ならではの強みと安心感があり、使いやすい読書アプリです。
ブックパス
KDDI au運営の読書アプリで、auユーザーはもちろん、IDがなくても無料で登録できて、電子書籍を購入するとPontaポイントが貯まる特典もあります。
コミックなどが無料で読めるものも多く、他に読み放題プランも用意されているため、無料以外の本にも対応しています。
読み放題プランでは雑誌も読めて、情報収集もできるでしょう。
本棚機能が充実していて、自由な条件設定で分類可能だったり、自動でジャンルなどで分類してくれたり、見やすく整理可能です。
作成した自分の本棚は、アプリをダウンロードした複数の他の端末で共有できます。
マーカー機能や辞書、翻訳、書籍内の検索など、一部の欲しい機能はありますが、メモはできないため注意が必要です。
ランキングや新刊情報も表示され、次に読みたい本を探すのも楽しめます。
楽天kobo
楽天グループ提供の読書アプリで、購入時に楽天ポイントが貯まり、貯めたポイントを購入に使えて、楽天ユーザーにとっては特にメリットになるアプリです。
コミックや小説、実用書、洋書など、楽天ならではの豊富なラインナップで読みたい本を見つけられます。
著者別やシリーズ別などでまとめて表示されて探しやすいライブラリ機能と、自由な分類ができるコレクション機能で、好みの本棚を作成できます。
フォントのサイズや種類を選べるため、読みやすいように設定すれば快適な読書が楽しめます。
マーカーやメモ機能を始め、必要な機能が備わっていて、読みながら感想をまとめるのにも便利に使えるでしょう。
細かくジャンル分けされたランキングや検索機能で、予約や購入もスムーズにできます。
楽天ならではの割引やセールも随時更新されているため、読みたい本をお得に購入できる可能性もあり、楽天ユーザーに嬉しいアプリです。
honto
文教堂、丸善、ジュンク堂書店など、書店と連携していてhontoポイントが貯められる読書アプリです。
クーポンやキャンペーンが多く、通知で知らせてくれて購入に役立ちます。
シリーズを自動でまとめてくれる機能があり、新刊の購入を忘れないように通知してくれる機能が便利です。
辞書機能では、調べたい単語を選択するとWikipediaで意味を調べて表示され、わからないまま読み進めてしまうのを防いでくれます。
他の必須機能もほぼ使えるため、電子書籍を使うメリットを感じられるでしょう。
無料作品や割引情報、おすすめの作品などの特集ページが多く、読みたい本を探す手段はさまざまです。
紙の本を書店で購入するのと、電子書籍とを併用している人には、共通してポイントが貯められておすすめです。
dブック
ドコモの提供する電子書籍アプリで、購入時にdポイントを貯めて、使うのも可能です。
dアカウントを持っていれば、ドコモユーザーではなくても利用できます。
コミック、ライトノベルなどに強く、無料作品も豊富です。
小説やビジネス書、洋書、その他のジャンルももちろん揃っています。
漫画雑誌にも強く、週刊誌などの発売日に自動購入の設定ができて便利です。
本棚機能はシンプルで、お気に入り登録やチェックした作品をまとめて管理できますが、自分でジャンル分けなどはできません。
dアカウントでログインすれば他の端末でも使えて、1つのアカウントで最大10台まで利用できます。
ただ、書籍内検索以外のマーカーやメモ、辞書などの機能は使えませんが、dポイントを重視するならばメリットがあるアプリです。
Kinoppy
紀伊国屋書店の運営するアプリで、購入すると紀伊国屋のポイントが貯まります。
小説などの文字だけでなく、コミックや絵にも線で印をつけたり、メモをつけたり、マーカー機能が特徴のアプリです。
マーカーの種類や色が豊富で、蛍光ペンのように引けるマーカーと、細い線が引けるライン、色は6色から選べます。
重要なポイント、感動したセリフ、参考図書、疑問に思った箇所など、用途によって線の形や色を使い分けるのに便利です。
勉強の際は重要度で色を変えるなどの使い方が豊富なのも、このアプリならではのメリットでしょう。
辞書機能では単語を選択してWikipediaで意味を調べられて、他に必要な機能も備えられています。
本棚はカテゴリーを分けて整理できて、複数の本棚を利用することも可能です。
シリーズごとに表示したり、条件を設定して好みの本を表示できたり、好きな画像を本棚の背景にして、カスタマイズもできて自由度が高い本棚機能が使用できます。
読書管理アプリで管理するのもおすすめ!
読書管理アプリで本を管理するのもおすすめの方法です。
持っている本を把握したり、メモや感想を残すのに適しているのが読書管理アプリです。
紙の本と電子書籍を両方楽しみたい人にもおすすめの読書管理アプリを紹介します。
行間知読書
紙の本にたくさん書き込む傾向があるならば、感想やメモに特化した『行間知読書』がおすすめです。
一文に感じた意見を掘り下げ詳しく書けて、俯瞰の視点や抽象化を設定していき行間の意味を深く考えられるでしょう。
公開できる「行間知メモ」と、非公開の「読了メモ」を使い分けて本の内容を整理できます。
他のユーザーが書いた「行間知メモ」は誰でも見れてリアクションができますが、コメントはできないため、自分の意見を自由に表現してください。
また、音声入力機能により簡単にメモできるため、読書の手を止める必要がありません。
お気に入りユーザーの登録で、自分と考えが似た人の「行間知メモ」を読んで新しい視点に気付ける可能性もあるのではないでしょうか。
読書をもっと楽しみ、幅広い知識を得たい人におすすめのアプリです。
読書管理ブクログ
本の管理の他、便利な機能が多く感想の共有ができるアプリです。
読書記録では月別の登録冊数や感想を書いた件数などが表示され、読書のモチベーションアップにつながります。
登録した本は一覧で見やすく、ジャンルやタグを設定しておけば絞り込み検索も可能です。
感想機能が豊富で、公開できる「評価」、「感想」の他に、非公開の「読書メモ」、「フレーズ」があります。
文字数制限がなく、思う存分感想を書くことができて、公開した感想は他のユーザーと共有して交流も楽しめます。
自分だけの読書メモや、好きなフレーズを記録して振り返るのも読書の楽しみです。
また、他のユーザーの本棚も見れるため、同じ趣味や読書傾向の人がどんな本を読んでいるか参考になるでしょう。
ランキングや自分へのおすすめ本が表示され、次に読みたい本に出会える可能性がちりばめられているアプリです。
読書管理ビブリア
自分の本を管理する目的のための、シンプルな読書管理アプリです。
共有機能はないため、黙々と自分の本に向き合う人に使いやすいでしょう。
読書データでは月別、年別の冊数などのデータの他にメモや感想の文字数が表示され、どれくらいの書き込みをしたのかわかります。
メモ機能とは別に感想が書けて、どちらにも日付とページ数の入力補助があって手軽に記録を残せて便利です。
備忘録としてメモを使い、読み終わった後に感想をまとめるという使い分けもおすすめです。
また、ブクログや読書メーターなど他のアプリとの連携が可能で、詳細ページや共有コメントの確認ができる仕様になっています。
通常の管理と感想はとにかくシンプルにしたい人に向いているアプリです。
まとめ
電子書籍が読める読書アプリには便利な機能がいろいろとあるため、必要な機能がついているか事前に確認してください。
紙の本には躊躇する書き込みやマーカーが気軽にできるアプリならば、内容の理解も深まるでしょう。
また、読書管理アプリは感想を残すのに向いていますが、得意分野はアプリによって違います。
それぞれを使い分けや併用して、読書を楽しく続ける助けにしてください。
読書記録・管理アプリ『行間知読書』は、行間に閃いた感覚を逃さず記録できるアプリです。
今までにない新しい視点で記録を残して『行間知読書』を活用し、本からの知識をより深く取り入れてください。
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