本をたくさん持っていると、何がどこにあるのかわからなくなり、読みたいと思っても目的の本が探せないことはありませんか?
新しく購入しようとするときに『持っているか覚えていない』『同じような本持っていたかも?』となり、機会を逃してしまう可能性があります。
そこでおすすめしたいのが、蔵書管理アプリです。
この記事では、家の本棚にただ並べるだけではない蔵書管理アプリの選び方やメリットを解説し、おすすめのアプリを紹介します。
蔵書管理アプリの魅力を詳しく知って、読書生活を更に充実させてください。
無料!蔵書管理アプリの選び方
多くの蔵書管理アプリは無料でダウンロードできます。
中にはアプリ内課金ができるものもありますが、基本的な機能は無料で使えて操作も簡単です。
ここでは蔵書管理アプリの機能を詳しく説明していきます。
自分に合ったアプリを選ぶ参考にしてください。
本を登録する機能がある
たくさんの蔵書を登録するのにいちいちタイトルや著者名などの情報を手入力していたら、いくら時間があっても足りず、途中で嫌になってしまうのではないでしょうか。
アプリでの登録は、バーコードをスキャンするだけです。
裏表紙にあるバーコードを端末で読み取ると、タイトルはもちろん表紙やISBNコード、シリーズ名などのあらゆる本の情報が登録できます。
本の数が多いほど助かる機能で、相当な時短になるでしょう。
他にキーワード検索もできて、電子書籍や読みたい本を事前に登録しておけます。
また、表紙がないような古い本も、奥付けに記載されているISBNコードで検索したり、実物を見ながら手入力でも登録できるなど、スキャン以外の登録方法もあるアプリだと更に便利です。
作者やジャンルで分類できる
家の本棚に並べるときに、自分なりのルールがある人も多いでしょう。
作者ごと、出版社ごと、ジャンルごと、五十音順など、見やすいと感じる並べ方は人それぞれ違います。
蔵書管理アプリでは、自由に分類方法が決められて、並び替えが可能です。
自分でカテゴリを作って本を選択して分類できたり、階層を作って大きな分類から細かい分類まで分けられたり、アプリによって特徴があります。
家族の分も一括で管理したい人にとっては、持ち主ごとに分けておくのもいいかもしれません。
分類してみると、作者ごとの蔵書数がわかったり、ジャンルの偏りに気づいたり、読書傾向が目で見てわかって楽しく、今後の読書の幅を広げるのに役立ちます。
分類したい方法が備わっているアプリを選び、自分の見やすい本棚を作りましょう。
SNSのように共有できる
アプリによっては登録した本棚や、それぞれの本に付けた感想を他のユーザーと共有できる機能が備わっています。
本棚にはその人の趣味や志向、好みが反映されていて、自分と同じ本を読んでいるユーザーとつながれば知らなかった本とも出会えるでしょう。
意見や感想を共有して、違った視点の見方に驚きや感動を覚えるかもしれません。
本棚や感想を共有して交流を重ねるうちに、同じ趣味の仲間ができ、SNSのように利用できます。
共有せずに自分だけの感想を残したい人は、非公開設定にするか、公開機能がないアプリを選んでください。
検索が簡単にできる
検索機能は豊富で、探している本が簡単に見つけられます。
タイトルや著者名を入力すればリストが出てきて、他の情報を確認しながら選択、登録する流れです。
例えばキーワード検索では、調べたい人物を入力すると、合致した本を検索できます。
目的の本をあてもなく探すのは時間も手間もかかりますが、検索して登録しておけば、素早く探し出せるでしょう。
事前にこの本が欲しいとわかっていれば、ISBNコードで限定されて、似たようなタイトルとも間違えにくく、書店やネットでの注文もスムーズです。
また、登録した蔵書の検索も簡単にできます。
読んだ本、これから読みたい本などステータス管理できたり、タグ付けして分類したものから検索できたりするアプリもあります。
自分のやりたい検索対象があるアプリなら、蔵書管理が更に簡単で取り掛かりやすくなるでしょう。
リコメンド機能がある
登録した本のデータからジャンル、作風などの好みが分析されて、読書傾向に合った本をおすすめしてくれる機能をリコメンド機能と呼びます。
好きなジャンルの新刊がおすすめに表示されるため、膨大な新刊情報をチェックする必要がありません。
書店に平積みされた表紙をチェックする感覚で、次にどの本を読もうかと探す時間も楽しくなるでしょう。
さまざまな条件のランキングもあり、新しいジャンルにチャレンジするきっかけになります。
おすすめやランキングが不要な人は、リコメンド機能が付いていないアプリもあるため、事前に確認して選んでください。
蔵書をアプリで管理するメリット
蔵書管理アプリを使って本を管理するメリットはいろいろあります。
たくさんの本を所持している、読書の記録を残したいなど、管理の仕方に迷っている人におすすめしたいアプリを使うメリットを紹介します。
バラバラに管理されている本をまとめられる
本棚ひとつに収められているのではなくいくつもの本棚が点在している人、電子書籍と紙の本を両方を持っている人、特に気に入った本だけ残して処分するけど読んだ本の記録はしたい人など、本の管理の仕方は人それぞれです。
登録さえしてしまえば蔵書全てを好きなように分類して、目的の本をすぐに検索できるため、本の管理が簡単になります。
あの本はどこにあったかと家の中を捜索したり、紙の本で買ったつもりが電子書籍だったと二度手間になったり、売ったのを忘れて重複買いしたり、こんな経験のある人には蔵書管理アプリをおすすめします。
メモをとりながら読書ができる
内容を理解するため、感想を残すためなど、メモを取りながら読書したい人には蔵書管理アプリが便利です。
多くのアプリにはメモやレビュー機能があり、自由に感想を残せます。
何冊かを並行して読む場合も、あちこちに書き散らしてしまうこともなく、ひとつのアプリに集約できて探す必要もなくなるでしょう。
メモや感想を残すのに特化したアプリもあり、それぞれの特徴を確認してアプリを選んでください。
無料で使えるものが多い
蔵書管理アプリのほとんどは、無料でダウンロードできます。
機能も充実していて、無料とは思えないアプリもあるほどです。
アプリ内課金をするタイプのアプリもあるため、事前に完全無料なのか、課金する必要があるのかをチェックして選びましょう。
管理に困っている人は、無料で使えるアプリを気軽に始めてみるのはいかがでしょうか。
読書記録におすすめのアプリ7選
アプリを選ぶ基準、メリットを把握して、実際にどんなアプリがあるのかを見ていきましょう。
蔵書管理ができるおすすめアプリ7選の特徴を紹介していきます。
行間知読書
なぜその本を読もうと思ったか、行間に何を感じたか、などの独自の分類ができるのが特徴のアプリです。
登録時に選んだ動機やなぜ選んだか、読後に評価や取り扱いなどの入力ができて、本棚からそれぞれのステータスで検索できて見つけやすい機能があります。
読書の最中、行間に感想や閃きを感じたらすぐに書ける『行間知メモ』の機能があり、俯瞰の視点や抽象化の設定をすることでより深く自分の考えを掘り下げて考察できます。
『行間知メモ』は他のユーザーと共有も選択でき、同じ本を読んでいる人との感じ方の違いや新しい視点を得られるかもしれません。
読後に全体の感想が書けるメモは3000文字の容量があり、自分の考えをまとめるのに役立ちます。
本を読みながら内容を整理して考察し、メモを取りたい人におすすめのアプリです。
読書管理ブクログ
リコメンド機能を始め、新しい本と出会える機能が充実したアプリです。
検索機能ではジャンルやタグからはもちろん、他のユーザーのブックリストからも検索できるため、より自分の読書傾向に合った本を見つけられます。
バーコードスキャンをすれば登録が簡単で、大量の本が一気に本棚へ登録できます。
本棚内はカテゴリやタグ、キーワードで細かく検索して目当ての本を探しやすいです。
登録した本のデータからおすすめの本が表示されるリコメンド機能は、的確に好みを反映して、興味のある本を探さなくても提案してくれる便利な機能です。
他のユーザーと共有できる感想と、非公開の読書メモと使い分けができて、自分だけの感じたことや意見を残しておけます。
蔵書管理と共に、自分以外の感想やおすすめに触れる機会が多く、読書への刺激が欲しい人に向いているアプリです。
蔵書マネージャー
無制限のフォルダ作成が可能な蔵書管理アプリです。
自分好みの分類ができて、ジャンルやシリーズで分けるのはもちろん、家中に散らばる蔵書の位置で分けたり、家族の所有者別に分けたり、自由なフォルダを無制限に作成できます。
データをグラフで確認できる機能は冊数の他に金額もグラフ化され、本の購入にかかっている金額を把握できて購入管理にも役立つでしょう。
また、検索で出てきた本が登録されているかがひと目でわかるように表示され、重複買いを防ぐ機能があります。
購入予定や未読、既読の状態を入力できて、感想などの文字もメモを使えて、これらは検索もできるため蔵書数が多くても本が探しやすい機能です。
好きなように分類して、自分らしくすっきりした本棚を目指してください。
多くの蔵書を持っていて、細かい好みで分類したい人に適しているアプリです。
Libra Mate
蔵書管理に必要な機能をシンプルな操作でできるアプリです。
バーコードスキャンを始め登録は簡単で、シリーズ物判定も自動でされます。
登録したシリーズ物は新刊情報が届き、買い忘れを防げて便利です。
Google Spreadsheetに連携ができて、自分仕様に管理できます。
見慣れたシートでリスト形式のように蔵書が見れて、自宅の本棚のように眺めるのも面白いものです。
専用サイトLibra Mate Bookshelvesに公開する場合は範囲を設定できて、本棚や本を自由に公開して他のユーザーの蔵書を見たり楽しめるでしょう。
メモ機能で感想などの記録も残せて、共有やお気に入り登録などもできるようになっています。
巻数が多くなりがちなコミックや読み物などの管理がしやすく、登録も簡単でおすすめです。
My読書ノート
図書館で本を借りることが多い人におすすめしたいアプリです。
事前に近隣の図書館を登録しておけば、図書館に蔵書があるかはもちろん、貸出状況までひと目でわかります。
蔵書がなかったら他の図書館からの取り寄せを予約できるため、あちこち探し回る時間も労力も必要なくなる便利な機能です。
好みのカテゴリを追加して分類して、わかりやすく見やすい管理ができます。
借り方の偏りもわかり、新しい分野に挑戦しようと意識が芽生えるかもしれません。
また、返却日の通知機能があり、時間を設定すれば忘れずに返却準備できて助かります。
登録した本のグラフや評価、感想が書けるメモ機能など、蔵書管理に欲しい機能は揃っていて使いやすいアプリです。
Readee
楽天グループ提供で、楽天で購入した本が自動で登録されるのが特徴のアプリです。
楽天ブックス、楽天Koboの購入がアプリに反映されて、登録作業が必要ありません。
分類は階層を自由に設定できて、好みの分け方で見やすく管理できるのも特徴です。
棚は5階層まで、最大500個作れて共有もできます。
メモ機能へ写真の投稿ができて、読書記録と共に思い出も保存できるでしょう。
公開レビュー、非公開メモと使い分けして感想を残すのも可能です。
データ登録した好きな著者などから新刊情報が表示されるリコメンド機能もあります。
楽天で購入することが多い人、細かい分類やソートをした人に向いているアプリです。
My Bookshelf
シンプルな操作で蔵書管理ができるアプリです。
シリーズをまとめての表示が便利で、コミックや小説など巻数が多い本を管理できて、最新刊の買い忘れを防げるのは助かります。
読んでいない、読書済みと、登録追加日によるソートで本棚を並び変えできます。
読書の記録や評価も簡単に書き込めて、面倒さを感じることはありません。
本棚をシェアする機能では、SNSからURLで本棚へアクセスできて自分の本棚を公開できます。
デイリーランキングから登録したり、楽天ブックスからの購入ができて、本を探す楽しみも得られます。
コミックなどのシリーズ物の蔵書管理をシンプルにしたい人におすすめのアプリです。
まとめ
蔵書管理に便利なアプリはそれぞれ特徴があって種類が豊富です。
やりたいことや、あったらいいと思う機能から選んでみましょう。
感想をより深く書きたかったり、本棚の細かい分類がしたかったり、ソート機能が必要だったり、何がしたいかによって適したアプリがあります。
お気に入りの本がずらっと並んだ本棚を、アプリの機能で作ってみてください。
たくさんの蔵書をアプリで管理すると、もっと読書に集中できるのではないでしょうか。
読書管理・記録アプリ『行間知読書』は、行間知メモにより蔵書の分類ができるアプリです。
蔵書管理と共に一文を掘り下げる『行間知読書』に興味のある方は、ぜひ活用してみてください。
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